【アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷オープン】色と言葉のおたより2025年第11号
2025年4月12日、アトリエシムラの新しい店舗が東京・世田谷にオープンしました。場所は祖師谷(そしがや)となりますが、この地は戦前、陶芸家・富本憲吉が居を構え、作陶活動に励んだことでも知られています。 また志村ふくみも、若い頃近江八幡から養女として移り住んだ吉祥寺は、同じ武蔵野地域にあります。そして、私たちが染料として大切に使う「紫根」は、かつて武蔵野台地に自生していた植物「紫草」の根であり、古今和歌集には「紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る」(一本の紫草が生えているというだけで、武蔵野の草全体が愛おしく思われる)という歌も詠まれています。
このように、様々なご縁が重なるこの場所で、アトリエシムラは活動の輪を広げてまいります。ぜひ一度、お立ち寄りいただければ幸いです。
アトリエシムラ代表 志村昌司
アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷オープン
1階のギャラリースペースでは、アトリエシムラの着物、帯、裂小物などの常設展示・販売を行うほか、アトリエシムラとゆかりのある作家の方々の企画展、多彩なゲストをお招きしてのトークイベントなどを開催いたします。現在開催中の企画展では、志村ふくみ制作の小裂による茶小物や額装、また裂帖を展示しております。
ワークショップスペースは、1階が染場、2階が機場となっており、半日で染めをご体験いただけるものから、数日〜数ヶ月かけてじっくりと染め織りを深めるものまで、様々なコースをご用意しています。庭木の間を通り抜ける光と風を感じながら、ゆったりとご自分のペースで草木染めと織りの世界をお楽しみください。
アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷
住所 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷6-17-7
アクセス 小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩18分(バス約 5分)
京王線 千歳烏山駅から徒歩23分(バス約 6分)
営業時間 1F ギャラリースペース 12:00〜17:30
2F ワークショップスペース 10:00〜17:00
定休日 水曜・木曜(祝日の場合は営業)
お問合せ tel:03-6411-1215 mail: info@ateliershimura.co.jp
〈企画展〉
新ギャラリーオープン記念展「しむらの手仕事と思想−志村ふくみの小裂展」
日時 4月12日〜6月24日(火)12:00〜17:30 水曜・木曜定休
YUKI FUJIWARA × atelier shimura コラボレーション菓子 四季の菓 「 春 − 梔子 」
うつろいゆく四季の情景や美しい言葉を和菓子で表現する、和菓子デザイナーのYUKI FUJIWARAさんとのコラボレーションによるお菓子です。植物からいただく季節の色を表現した琥珀糖 「 四季の菓 」 。ご好評につき、昨年に引き続き、春夏秋冬の年四回発売いたします。
「 春 − 梔子 」 は、うららかな春の陽ざしを想起させる梔子の黄色。お味は太陽の恵みをたっぷり受けて育った瀬戸内レモンです。光に満ちた温かい色と爽やかで甘酸っぱい味わいを通して、春の訪れを感じていただけたら幸いです。
アトリエシムラ東京・世田谷、オンラインストアにて、個数限定にて販売しております。
四季の菓 「 春 − 梔子 」
価格 2,700円(税込、送料別途)
材料 砂糖(国内製造)、水飴、レモン果汁、梅シロップ、寒天、着色料(梔子)
内容量 1箱 16個入
商品サイズ 縦12cm×横12cm×高さ2.5cm 紙箱入
賞味期限 2025年5月8日