
着物 桜会(さくらえ)
今までご縁をいただいた日本各地の桜で染めた糸で織りました。まるで桜そのものを愛でているような気持ちになる、大切なハレの日にふさわしい一枚です。桜の色の美しさを純粋に楽しめるよう濃淡のぼかしを繰り返し、アクセントに繋ぎ糸を入れました。「桜会」とは平安・鎌倉時代、桜の花の咲くころに合わせて営まれ...
詳細を全部見るすべての色糸は草木染めによるものです。根や枝、葉など植物の生命からいただいた色を、手作業で染めています。柔らかく繊細な色合いは草木染めならでは。季節や気候によっても影響を受けるため、色は作り手にとって、またお客さまにとっても一期一会です。自然が与えてくれる美しさを、目だけでなく肌でも感じていただけるはずです。
この色糸を、人の手によって機で織りあげています。経糸(たていと)には蚕の繭からいただいた艶やかな絹糸を、緯糸(よこいと)には柔らかく風合いの良い紬糸(つむぎいと)を配します。制作の中心となるのは色の美しさが一番生きる「色無地(いろむじ)」です。一本の糸にも妥協することなく織りすすめ、よく見るとわかるほどの縞や色の濃淡をつけていきます。すると、柄のない着物の中に繊細な景色が立ち上がります。単純だからこそ、手織りの特徴が余すところなくあらわれる。織り手が最も試される。それがアトリエシムラにとっての「色無地」です。
訪問着としてふさわしい、ぼかしあげ、絣、大市松などの絵羽模様もおつくりしています。ぜひ、ご自身の感性を大切に着物を選び、楽しんでください。アトリエシムラはいつでもそのお手伝いをしたいと思っています。
「特別な日に何を着よう」と思い巡らせるとき、着物がその選択肢のひとつになれたら。それが今のアトリエシムラの願いです。
アトリエシムラでは、着物のご購入前のさまざまなご相談をメール、電話、店舗にて承っております。
また、それぞれの着物にあったコーディネイトやお誂えなどのお見立てもお申し込みいただけます。着物が初めての方もお気軽にお声がけください。
今までご縁をいただいた日本各地の桜で染めた糸で織りました。まるで桜そのものを愛でているような気持ちになる、大切なハレの日にふさわしい一枚です。桜の色の美しさを純粋に楽しめるよう濃淡のぼかしを繰り返し、アクセントに繋ぎ糸を入れました。「桜会」とは平安・鎌倉時代、桜の花の咲くころに合わせて営まれ...
詳細を全部見る淡い色糸からなる経糸(たていと)に、裾から濃い藍、緑、黄緑、白の緯糸をぼかし上げています。大沢池は、嵯峨・大覚寺にある池。ランダムに入れた緯絣(よこがすり)で水面のきらめきを表すなど、水辺の風景の豊かさを描写しています。衿や肩の部分は白をベースにすっきりと織り上げているので顔映りが明るくなり...
詳細を全部見る紫根で染めた紫を地色に、緑、ピンク、水色、グレーで組み合わせた縞は、 竹のまっすぐな立ち姿をイメージしています。 紫は昔から色として最高の位が与えられた高貴な色。 竹は成長が早く生命力があり、めでたいものとして賞玩されてきました。 染料:紫根、桜、臭木、藍、枇杷素材:絹100%織幅:38cm ...
詳細を全部見る白樫グレーと藍の経糸に、裾から濃い藍、緑、黄緑、グレーの緯糸を段でぼかし上げています。まるで、水面に浮かぶ睡蓮を眺めているようです。着ると、裾はコックリとした藍の世界、顔まわりは淡いグレーのすっきりした世界と二つの違う楽しさがあります。 染料:藍、刈安、白樫 素材:絹100%織幅:約38cm ...
詳細を全部見る染料は茜のみを使った、平安時代の襲色目(かさねいろめ)風の優雅な着物です。 茜は古代から使われた染料で、根で染めることから、母性の色と呼んでいます。 着物から茜の艶やかな色が匂い立つようです。 染料:茜素材:絹100%織幅:約39cm ※こちらは仮仕立てとなっております。ご着用には本仕立てが必...
詳細を全部見る秋篠は「大和国」の歌枕として知られるようになり、霧と時雨の名所として都の歌人たちに愛されました。縦緯の格子に、繧繝(うんげん)のような茶色と水色のぼかしは、秋篠の景色を見ているかのようです。 染料:藍、臭木、はぜ、玉葱素材:絹100%織幅:約38cm ※こちらは仮仕立てとなっております。ご着用...
詳細を全部見る茜は日本で最も古くから使われている染料の一つで、赤系の染料として日本で初めて用いられた植物です。茜の根は薄い赤系統の色をしており、その根を使って染めた色は、夜が明けるように、東の空が徐々に明るくなってきた情景を想像させます。 染料:茜素材:絹100%寸法:長さ/約13m、生地巾/約39cm ...
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