小野豊(1895−1984)は、 友人であった陶芸家・富本憲吉の妻一枝の影響で、1920年代に始まる柳宗悦の民藝運動と深い関わりをもち、当時その理念を実践していた上加茂民藝協団に参加する。染織家・青田五良から染織の指導を受ける。