日程 2020年11月20日(金)〜12月15日(火)※水曜・木曜定休
会場 アトリエシムラ Shop & Gallery 京都本店 ギャラリー・アトリエシムラ
600-8018 京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 壽ビルディング2F
二十八歳でこの世を去った夭折の画家である小野元衞(1919-1947)の作品展を開催いたします。「美とは何か」「芸術とは何か」というテーマに正面から取り組んだ小野元衞氏は、妹である志村ふくみの芸術精神の形成に決定的な影響を与えています。
小野元衞氏は大正八年に小野家の長男として大阪で生まれ、京都第二工業陶磁器科、お茶の水の文化学院で学んだのち、画家として独立する希望を持ちながらも、結核を患い、志半ばで短い人生を終えました。真摯に芸術に人生を捧げたその生きざまは、大正時代の夭折の画家たち、佐伯祐三、関根正二、手塚一夫、村山槐多、長谷川利行らと重なります。
今回の作品展では小野元衞氏の代表作品8点を展示いたします。まさに命がけで描いたヴァーミリオンの燃えるような絵に込められた想いとは一体何だったのでしょうか。ぜひこの機会に実物の絵をご覧ください
小野元衞略歴:
1919年(大正8年) 大阪市で小野元澄・豊の長男として誕生
1923年(大正12年) 大分・佐賀関から近江八幡へ移る
1927年(昭和2年) 成城学園の谷騰を中心とする昭和学園に入学
1938年(昭和13年) 京都第二工業陶磁器科卒業、陶器研究所に入学
1940年(昭和15年) 東京・文化学院美術部に入学
1941年(昭和16年) 弟の凌(しのぐ)、結核で逝去。
1942年(昭和17年) 文化学院をやめて、近江八幡へ帰る
1945年(昭和20年) 近江八幡で終戦を迎える
1947年(昭和22年) 結核で28歳で逝去
お問い合わせ tel : 075-585-5953 mail : info@ateliershimura.co.jp