私の小裂たち
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織物をはじめた頃から、染めて織った布の端裂を、貼りためておいた著者の『小裂帖』。
本にすることは「まるで長らく書き溜めた日記を公表してしまうような逡巡を覚える」。そこから選んだ小裂たちと、色、糸、織、仕事への、思いあふれる文章で綴る。
草木から絶妙の加減で抽出し、絹糸に吸わせた色の鮮やかさ、織の妙味を、製版・印刷技術の粋をもって再現。
日本の色と織りの見本帳ともいえる一冊。
<目次>
母と小裂の思い出
自然現象を織りこむ―暈し
蘇芳
紅花、茜
藍、緑
伝えるということ
色―言葉では最も表現しにくいもの
アルカイックな織物
春の野草
紅花の再発見
玉葱
紫の象徴〔ほか〕
出版社:筑摩書房
発売日:2012/2/8
サイズ:146×114×14mm
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