
この度、江戸切子作家・小川郁子さんをお招きし、ガラス切子の帯留展を開催いたします。江戸切子は、江戸後期に江戸大伝馬町のビードロ問屋・加賀屋久兵衛が、 金剛砂を用いてガラスへ切子細工を施したのが始まりとされています。深い溝で光を屈折させ、時に曇りガラスとして光を和らげるその技には、自然光を扱う日本人の鋭敏な感覚が生かされています。
小川さんは江戸切子の第一人者・小林英夫氏のもとで九年の修業を重ね、日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受けた実力の作家です。確かな技術を礎としながらも伝統にとらわれず、好きだと思える形と色を追い求めてこられました。色の深みと透明感のコントラストは、小川さんならではの魅力です。差し込む光を色とかたちで掬い取るそのお仕事は、草木の生命の色を着物や帯に映すアトリエシムラと「光と色」において響き合います。
本展では、夏の盛りに涼を呼ぶ、遊び心あふれる帯留めの数々をご紹介いたします。
アトリエシムラ代表 志村昌司
▪️開催概要
日時 7月10日(金)〜7月28日(火)12:00〜17:30
水曜・木曜定休 ※祝日は営業
会場 アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷
東京都世田谷区祖師谷6-17-7
展示販売内容 ガラス切子の帯留め、本展にあわせて制作した帯締めなど
作家在廊日 7月12日(日)
お問い合わせ Tel: 03-6411-1215
Email: gallery@ateliershimura.co.jp
◼︎関連トークイベント「色と光の切子の世界」
小川郁子(江戸切子作家) 聞き手:志村昌司(アトリエシムラ代表)
江戸切子作家の小川郁子さんより、工芸の道に入られたきっかけや、ガラス工芸における色彩観、江戸切子の技術やその魅力についてお話しいただきます。
日時 7月12日(日)17:00〜18:00
会場 アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷
参加費 2,200円(税込)
定員 10名
お申し込みはこちら
登壇者プロフィール
小川郁子 Ikuko Ogawa
1973年、東京都生まれ。上智大学文学部心理学科を卒業後、江戸切子の小林英夫に弟子入り。伝統工芸諸工芸部会展日本工芸会賞(2007年)、東日本伝統工芸展東日本支部賞(2008年)、日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞(2010年)、東日本伝統工芸展岩手県知事賞(2014年)など受賞多数。2019年、日本伝統工芸展出品作品が宮内庁お買い上げとなる(以後2020年、2022年)。日本工芸会正会員。 2024年4月より盛岡市在住。

Photo by Keisuke Osumi (Coil Corp.)