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経糸は運命。緯糸は生き方。

— 織りの話

これは、作り手がいつも心に留めている言葉です。あらかじめ並べられる経糸(たていと)に、一本一本緯糸(よこいと)を入れて織りあげる。空間に時間を織り込んでいくその過程は生きることそのもののように思えます。
一番シンプルな織りの技法「平織り」にこだわるのは、着物に描く風景をより鮮明にするため。反物(たんもの)になったときに色がいきいきと見えてほしいと願いながら、入り込むように織っていきます。工房の中に響くのは機織り(はたおり)の音だけ。めまぐるしい日々の中でも機の前に座れば織りと自分だけの静かな世界がはじまります。