「色への祝祭」色無地着物展示販売会のお知らせ

アトリエシムラ4周年
-「色への祝祭」色無地着物展示販売会のお知らせ -
11月3日でアトリエシムラは4周年を迎えます。特にこの春からはコロナ禍で大変な時期を迎えましたが、この日を迎えることができたのも、みなさまとのご縁があってこそだと感謝しております。誠にありがとうございました。
アトリエシムラという存在を色で表すとすれば、グレーだと思っています。染織においてグレーは「他を活かす色」ですが、アトリエシムラも関わる人々がいきいきするような「場」でありたいと願っています。今年からは特に色無地の着物を「色無地着物シリーズ」としてみなさまに積極的にご紹介させていただき、植物の色を着物として纏う喜びを共有できれば幸いです。引き続き、アトリエシムラへのご愛顧、よろしくお願いいたします。
アトリエシムラ代表 志村 昌司
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アトリエシムラの制作の中心となるのは、色の美しさが一番生きる「色無地(いろむじ)」です。手織りの特徴が余すところなくあらわれる色無地は、柄のない着物の中に繊細な景色が立ち上がります。今回は、あらためて植物の色彩を着物として纏っていただきたいという想いから、色無地着物のお見立て・受注販売会を企画いたしました。あなただけの特別な一枚に出逢っていただくお手伝いができれば幸いです。
展示販売について
着物(色無地、訪問着)、帯、帯揚げ、帯締め、織り小物、染め小物、ストールなどの展示販売。
色無地:藍色(藍)、桜色(桜、梅など)、銀鼠色(白樫、栗など)、春草色(烏野豌豆など)など
色無地着物の受注販売について
ご自身の思い入れのある植物やお好みの色、実際にご自宅に植わっている植物など、ご相談させていただき、まずは染料をお選びいただきます。実際に糸を染め、経糸の準備をし、機にかけて織っていく工程をその都度お伝えします。出来上がった着物を纏うことだけでなく、着物になるまでの想いや物語も、作り手と共に楽しみ、感じていただければ幸いです。
日 程:2020年10月30日(金)~11月10日(火)12:00~18:00
(定休日:水・木曜日)
会 場:アトリエシムラShop & Gallery 京都本店
600-8018 京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 壽ビルディング2F
(阪急 京都河原町駅 徒歩5分)
*ごゆっくりお見立てを希望される方は事前にご予約することも可
またZoomでのご相談も可能です。
<色無地着物シリーズ>
アトリエシムラならではの着物を目指し一点一点作っています。

写真:刑部信人
【青藍(せいらん)】
およそ2カ月をかける藍染めの、

写真:刑部信人
【銀鼠(ぎんねず)】
グレーは茶と並んで最も粋な渋好みの色です。樫(かし)

写真:刑部信人
【桜花(おうか)】
桜の花びらのような淡桃色は、桜だけでなく梅、冬青(そよご)
訪問着としてふさわしい、ぼかしあげ、絣、
「特別な日に何を着よう」と思い巡らせるとき、
柔らかく繊細な色合いは草木染めならではです。季節や気候によっても影響を受ける色は作り手にとって、またお客様にとっても一期一会です。
自然が与えてくれる美しさを実際に目で見て、肌でも感じていただければ幸いです。
みなさまのお越しをお待ちしております。